テレカプラーQ&AQ&A
テレカプラーQ&A    



Q:

海外出張の時データ通信をしたいのですが、TelecouplerIIは役に立ちますか?

A:

電話回線を使ったデータ通信の場合、電話回線のコネクターに直接つなくことができれば、安定した通信ができます。しかし、海外では電源はもとより、電話のコネクターの形状が違う場合が多くあります。そんな場合、TelecouplerIIが効力を発揮します。 TelecouplerIIがあれば、電話機の受話器さえ見つければ、何とかつなげることができるはずです。直接接続と比べると、多少通信速度の面で落ちますが(とは言え環境が整えば、20Kboad以上の速度は十分でますが・・・)、海外でのデータ通信を可能にする保険として使うには、十分の機能を持っているものと思います。尚、弊社では各国対応の電話コネクターなども用意していますので、ご参考にしてください。

Q:

マニュアルに回線の種類のことが書いてありますが解り易く教えて下さい。

A:

一般に使われている電話回線には現在アナログ回線とデジタル回線があります。アナログ回線は、音をアナログの電気信号で送受信する回線です。デジタル回線と最近流行っているISDN回線などのことで、音の信号を一旦デジタルに変換(数値化)し、デジタル信号で送受信する回線です。一般的にホテルや公衆電話ではまだまだアナログ回線が圧倒的に多いようです。また、アナログ回線の中にも2つの種類があります。プッシュ回線(トーン)とダイヤル回線(パルス)がそれです。この2種類の回線は、電話機のかたち(プッシュボタンがついた電話や昔のダイヤルがついた電話など)には関係無く、相手の電話につなげるために電話番号の信号をパルス信号で送るか、トーン信号で送るかの違いです。これを確認するには「117」などに電話をし、つながる時の音で判断します。相手先につながる時、ピッ、ポッ、パッという音が聞こえた場合がプッシュ回線(トーン)で、ツーッ、ツッツーーッ、ツッーーッという音が聞こえた場合がダイヤル回線(パルス)です。いずれにしてもPCから電話回線を通してネットワークやFAXなどに接続する場合、回線の種類によってその接続方法が違ってくるわけです。

Q:

受信レベルスイッチの設定について教えて下さい?

A:

TelecouplerIIの受信レベルスイッチは全世界のハンドセット(受話器)をカバーすべく設定されたレベルスイッチです。世界中には星の数ほど電話機があり、TelecouplerIIがすべてに対応しているとは言えませんが、海外での5年以上の実績(TelecouplerIIはすでに米国内を中心にマイナーチェンジを含め5年以上の実績があります。)から考えると、ほとんどのハンドセットに適応していると考えられます。(ハンドセットの形がTelecouplerIIに合わなければどうしようもありませんが・・・)さてレベルスイッチの設定ですが、星の数ほどある電話機に対してこの電話機は何番です、などとリストアップすることはできません。マニュアルにもある通り、まずは一番標準的な”1”にセットして試して下さい。上手く行かない場合、他の設定で試します。レベル設定は”1”、”2”、”X”の3種類ですから、最大3回のトライで最適なスイッチの設定がみつかります。
尚、事前にPC及び通信ソフトなどの設定をモデム電話間のダイレクト接続の状態で確認し、接続可能な設定にしておくことは言うまでもありません。

Q:

TelecouplerIIを使ったホテルでのデータ通信の注意点は?

A:

まずホテルの自室からデータ通信を行う場合のファーストステップは回線の種類を確認することです。一番手っ取り早い方法はフロントに問い合わせることですが、フロントの人がわからない場合が多いようです。わからない場合は上記の方法で確認して下さい。次にホテルで外線に電話をかける場合、一般的には0発信でつながります。PC側のソフト設定もお忘れなく。この時のコツとして0発新をした後、多少長めにウエイトをかけるとうまくいく確率が上がります。回線の種類が分かったら、通信線の場合は貴方が通常行っているオートダイヤルが可能です当然オートログインもOKです。問題無く通信できるはずです。多少厄介なのはダイヤル回線です。TelecouplerIIを使用した場合、通信ソフトでダイヤル回線を指定してもオートダイヤルはできません。手動で相手先に電話をかけ(つまり電話機からダイヤルし)、相手先と回線をつなげたところで通信ソフトから接続用コマンド(ログイン用のコマンド)を送信し接続します。タイミングが上手く取れれば、回線接続後オートログインは可能です。仮に通信ソフト上でオートダイヤル・オートログインの設定がされている場合、始めにオートダイヤル機能が働いたとしても電話機に対してダイヤルの指示はされません。よってマニュアルにもあるとおり通信ソフトからオートダイヤルされたタイミングで、手動でダイヤルをすればオートダイヤル・オートログインの状況を作ることができます。最後に、ホテルの電話の場合、回線状況があまり良くない場合があります。エラーを起こし易い場合は通常よりも通信速度を1ランク下げる設定も効果的です。通信速度が9600bps以下であれば何ら問題はありません。

Q:

TelecouplerIIはビジネステレホン、家庭内電話、公衆電話でも使えますか?

A:

ほとんどは問題無く使えます。特にホテルの電話と同様に、回線の種類・内線電話の設定等に気をつけて設定して下さい。また、公衆電話などで接続をする場合、外部のノイズや振動に配慮する必要があります。例えば公衆電話ののように道路に面していたり、人込みの騒音にかなり影響されますのでマニュアルにもあるようにできる限り振動を伝えないように、TelecouplerIIと受話器を空中にぶら下げたり、アタッシュケースの中に入れて外部ノイズを遮断したりと、いろいろな方法が考えられます。メールの送受信・FAX程度の通信であれば、通信速度を落として接続することが効果的です。いずれの電話でも接続はできますが、一般公衆回線(2線式)のモジュラージャックがある場合は、モデムからダイレクトに接続をした方が安定することは言うまでもありませんが・・・

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