モデムダブラーQ&A
ご購入前
ご購入後

Q:

どんな電話でも使えますか?

A:

モデムダブラーは、会社内等で使用されているビジネステレホンにモデムポート(通信ポート)を増設する機器です。
ビジネステレホンは、PBX(構内交換機)によって、何本かの一般公衆回線を多くの電話機で 使えるように制御したり、内線電話を使ったりできるように制御されています。 これは、いろいろな制御を行う関係上、通話に使われる信号ライン(2本)以外に もう2本制御用の信号ラインを持っています。これがいわゆる4線式電話回線です。 実は、このような4線式電話回線はモデムに直接つなぐことはできません。 通常、モデムというのは、一般公衆回線を直接つなぐ接続方法を前提としているのです。 したがって、モデムを電話回線に接続する場合には、FAXにつながっている電話ライン (FAXは、PBXを介さない一般公衆回線を直接接続している場合が多いのです。)を利用したり、 新たに一般公衆回線を増設したラインを利用しなければなりません。 モデムダブラーをビジネスホンとモデムの間に介せば4線式電話回線での通信が できるようになるのです。モデムダブラーは、日本国内主要のビジネスホン(4線式電話機) に適応しています。

また、ハンドセット(受話器)と電話機が4芯線で接続されているものであれば 一般の電話機・ファクシミリ・ホームテレホン等でのご使用も可能です。
しかしながら、直接モデムのラインをモジュラージャックにつなげることができるのであれば あえてモデムダブラーを使う必要はありません。

対応機種:国産ビジネスホンの全て
米国ROLM社製の一部の機種に限り対応していません。


・基本的には動作しますが、PBXのセッティングによっては動作しない場合があります。
・オートダイヤルは電話回線がトーン回線(プッシュ回線)に限り有効です。
・パルス回線(ダイヤル回線)のときは、手動でダイヤルし、ホストにつなげ、その後接続処理を行います。

Q:

どんなモデムでも対応していますか?

A:

基本的にモデムダブラーはモデムには依存しておりませんので、主要なモデムであればほぼ対応しています。
しかし、まれに米国製の内蔵モデムなどに関しては不都合が生じる場合があります。この場合には、米国仕様のモデムダブラーとの交換をさせていただきますので、弊社までご連絡下さい。

Q:

どんな電話回線(アナログ・デジタル)でも使えますか?

A:

モデムダブラーは、アナログ回線をサポートしています。アナログ回線にはプッシュ(トーン)回線とダイヤル(パルス)回線があり、どちらでも使用できますが、ダイヤル回線では、オートダイヤル機能が使えないため、手動によるダイヤルになります。デジタル回線(ISDN)に関してはサポートしておりません。(TAのアナログポートを利用しているビジネスホンの場合は、使用可能です。)

Q:

オートダイヤルはできますか?

A:

電話回線の種類によって、使える場合と、使えない場合があります。アナログプッシュ回線では、オートダイヤルできます。しかし、アナログダイヤル回線においては、オートダイヤルできず、手動によるダイヤルを行わなければなりません。

Q:

PCの自動FAX受信やデータ受信に対応していますか。

A:

相手先から掛かってきた電話をPC(モデム)から自動的にオフフック(電話回線をつなげる)し、FAX受信やデータ受信をする作業には対応していません。つまり、モデムダブラーは電話回線をつなぐために、電話機の受話器を上げる作業(オフフック)を手動で行いますので、掛かってきた電話を自動的にPC(モデム)に接続することはできないわけです。単純にこちらから電話を発信し、相手先と電話回線をつなげるという使い方でお使いいただくようお願いします。なお、FAXでよく使われるポーリング受信(こちらからダイヤルし、回線をつなげてから相手先のFAXを受信する)は可能です。

Q:

電話回線の種類とは?

A:

一般に使われている電話回線には、現在アナログ回線とデジタル回線があります。アナログ回線は、音をアナログの電気信号で送受信する回線です。デジタル回線とは、いわゆるISDN回線のことで、音の信号をいったんデジタルに変換(数値化)し、デジタル信号で送受信する回線です。さらにアナログ回線には、プッシュ(トーン)回線とダイヤル(パルス)回線の2種類があります。これらの回線は、相手の電話につなげるために電話番号の信号をトーン信号で送るか、パルス信号で送るかの違いで、電話機の形(プッシュダイヤルがついた電話や昔のダイヤルがついた電話など)には関係ありません。NTTとのご契約がプッシュかダイヤルかということになります。基本的に、プッシュ回線の場合は、1から0までのそれぞれの音に高低がありますので、例えば、「117」をダイヤルすると、相手先につながる時、ピッ、ポッ、パッという音が聞こえます。

Q:

接続方法は?

A:

  1. 受話器(ハンドセット)のコードを電話機本体から抜き取り、モデムダブラーの"HAND SET"に差し込みます。
  2. 電話機本体の受話器を抜いたジャックにモデムダブラーの"TELEPHONE"から出ているコードを差し込みます。
  3. パソコンモデムからのコードをモデムダブラーの"MODEM"に差し込みます。
通信方法は、まず、電話機の受話器を上げ、外線ボタン(あるいは0発信)を押し、外線状態になっていることを確認します。
つづいてパソコン側の通信ソフトから接続作業を開始します。

Q:

レベル調整は?

A:

レベルの調整によって多くの電話機に対応できるようになっています。レベルは、電話機によって様々ですので、ご使用になる電話機に適したレベルを選択して下さい。レベル2のケースが多いようですので、2、1、3、4というようにお試し下さい。モデム音が正常なレベルが適正ということになります。

Q:

ダイヤル回線の場合の手動接続の方法は?

A:

Windows95の場合
[ソフトの設定]
  1. コントロールパネルの「モデム」をダブルクリックし、「モデムのプロパティ」を表示します。
  2. 「ダイヤルのプロパティ」をクリックし、「所在地情報」を表示します。
  3. 「ダイヤル方法」の「パルス」を選択します。
  4. すべてOKをクリックして閉じます。
  5. マイコンピュータの「ダイヤルアップネットワーク」をダブルクリックして開き、対象のダイヤルアップのアイコンを右クリックし、プロパティを表示します。
  6. 「接続の方法」の「設定」ボタンをクリックします。
  7. 「接続」タブの「接続オプション」にある「トーンを待ってからダイヤルする」のチェックをはずします。
  8. 「オプション設定」タブの「ダイヤルの管理」にある「オペレータ経由または手動呼び出し」にチェックを入れます。
  9. すべてOKをクリックして閉じます。
[接続手順]
  1. 上記で設定したダイヤルアップ接続のアイコンをダブルクリックします。
  2. 「接続」のウィンドウが開いたら、ユーザー名パスワードを確認後、「接続」ボタンをクリックします。
  3. 続いて、「手動呼び出し」というウィンドウが開きますので、受話器を上げ、外線ボタンを押し、電話機から手動でダイヤルして下さい。受話器は、パソコン通信を終了させるまで上げた状態のままで行って下さい。(ビジネスホンの場合、電話番号を短縮ダイヤルなどで登録する機能があります。この機能を使うと便利です。なお、短縮番号の登録などにつきましては、お使いのビジネスホンのマニュアル等をご覧下さい。)
  4. 電話機が相手先を呼び出している(ダイヤルしている)タイミングでパソコン上の「手動呼び出し」ウィンドウの「接続」ボタンをクリックします。これで接続できます。なお、「接続」ボタンをクリックするタイミングは、プロバイダーによって、多少異なる場合があります。うまく接続できない場合には、「接続」ボタンをクリックするタイミングを少しずらしてお試し下さい。

Q:

接続できません。

A:

  1. モデムダブラーは正しく接続されていますか?
    • 受話器(ハンドセット)のコードを電話機本体から抜き取り、モデムダブラーの"HAND SET"に差込みます。
    • 電話機本体の受話器を抜いたジャックにモデムダブラーの"TELEPHONE"から出ているコードを差し込みます。
    • パソコンモデムからのコードをモデムダブラーの"MODEM"に差し込みます。
  2. 電源はとれていますか?
    • 付属のACアダプターまたは006P乾電池(2個)にて、電源を供給して下さい。
  3. ダイヤル時には、受話器を上げて(オフフック)外線状態にしていますか?
    • 受話器を上げ、外線ボタン(0発信)を押し、”プー・・・”という外線状態にしてから、ダイヤルします。
    • ただし、パソコン側がリダイヤルをかける場合やパソコン側がダイヤルするまでに時間がかかりすぎた場合など、外線状態にしてからダイヤルまでの間が長すぎると外線状態が切れてしまいます。その場合には、一度受話器をもどして回線を切り、再びやり直して下さい。
  4. レベルは適正ですか?
    • レベルの値は、電話機によって、異なります。4段階それぞれお試し下さい。正常なモデム音が聞こえる値が適しているレベルになります。
  5. 回線の種類はアナログプッシュ、アナログダイヤルのどちらですか?
    • アナログプッシュの場合、パソコン側のオートダイヤル機能が使えます。
    • アナログダイヤルの場合、パソコン側のオートダイヤル機能が使えません。上記「ダイヤル回線の場合の手動接続の方法は?」という項目をご参照下さい。

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